草花と歪な摂理

作品No.61
私の内側を時間の赴くままに表現したステンドグラスのランタンシェード。
作品名の”草花と歪な摂理”は、難しく捻くれて物事を見る癖のある私が、今の草花たちに思いを馳せ、どんな気持ちで野に咲いているのかをぼんやり考えながら組み上げた結果、こんな名前に。鮮やかな草花の色にいっときは目を奪わるが、その土壌や上に伸びる先にある空気に、何かもう後戻りできないような歪な摂理がこびり付いているのではないかと考えた。
そうは言っても結局はステンドグラスのランタンシェード。鮮やかで儚い色のガラスやハンダの力を借り、陽の光やライトを味方に、自分の好きな空間で物思いに楽しんでもらえたら幸いだ。