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杏ノ頃

制作日

2024年3月14日

撮影場所

茨城県牛久市(bukotuの森)

使用材料

本体部分:板ガラス、ハンダ(すずと鉛)
ハンドル部分:真鍮棒

作品No.77
この作品は初めては、上部のハンドルとして使われている真鍮棒を、そのまま下部まで1本で繋いでみた。普通は、ガラスを下から積み上げて、徐々に形にして行くが、この作品はまず骨格となる真鍮棒をラジオペンチで感覚だけで曲げ、ある程度のフォルムを決めてから、ガラスを組んだ。初めての手法であったため、モノは試しに、骨組みを一度妻に見せ、どんなガラスが合うか選んでもらった。私ではなかなか選ばない色の組み合わせに、逆に新鮮な気持ちで組み立てを開始。
真鍮棒をしっかり見せるために、ガラスをつけ過ぎないように空白をバランスよく残すことが、初めての感覚で難しくも楽しく制作できた気がする。
作品名の”杏ノ頃”は、あまりにも可愛らしくレトロに出来上がった作品を眺めているときに、思いついた。「こんなにも可愛いのは、もしかすると、このシェードは以前、あんずだったのかもしれない」と。そう考えて、生い立ちを逆算すると、なぜだか納得のいく表情とフォルム、風合いが見てとれる。右脳をそんなふうに使って物語を思い浮かべて、この名前にしました。

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