天ノ気

作品No.38
この作品、ガラスを右回りに回して行くと一つの物語になっています。暗雲立ちこめる雨。そこからの曇り。雲の隙間から神様降臨の陽が差し込み、晴れ間が見えて晴天。そしてまた曇り。止まない雨はない。曇らない晴れ間もない。延々と移り行く天の気持ち。それがこの作品のタイトル、「天ノ気」です。キャンパーの私は、いつも天気予報を気にしています。
自然の中で過ごすキャンプは、例えそれが雨でも雪でも、ありがたさを感じながら過ごすアウトドアです。ただ、晴れに越したことはありません。その願いを童心に帰って、てるてる坊主に託す気持ちで、今回の作品を作りました。このランタンを吊るして、「できれば天気にな〜れ」と控えめに願って、キャンプを楽しんでほしいと思っています。